鹿児島の御茶碗屋つきの虫の毎日のお仕事

仕事へのアプローチ


昨日はいろいろ考えた日だった
大切な時間・人
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考えや想いを伝えることは難しい
失礼のだん、お許しください




仕事へのアプローチ

大企業の開発部に居た時がある。
商品作りは当然、企画~開発~製造~販売、と大きな流れで進む。
どこの部門にいてもユーザーの方を向いて仕事をする。
ユーザが「どう感じるか?どう考えるか?」「今的デザインは?」
そこが一番大事なことだ。
開発者の感性はそんな中で磨かれるのだか・・・
どこのメーカーも
ユーザーや流行を向いて商品開発を進めるとすれば
メーカーの個性や開発者の感性はどうやって現われてくるのだろう?
商品作りの醍醐味はそこにある。
あくまでもユーザーを一番に考えながら・・・流行をどう捉え・・・
社内でのプレゼンや市場調査を繰り返し、上司・役員・社長を説得し自分の感性を商品に注ぎこむ。
最後に一番嬉しいことは
自分の感性どうりに開発をやり終えることではなく、
ユーザーに、感動していただき、買っていただくこと。

さて、

陶芸家の作品作りはどうだろう?
上記のようなメーカー的アプローチから離れたくて陶芸という仕事を選んだのだが・・・
つまり、主に自分の方を向いて作品を作り、自分の感性だけを作品に注ぎこみ、
完成した作品を見て、頬ずりして・・・ニタリ。
その作品を
カッコイイと気に入ってくれた人だけが買ってくれればいい。と・・・
で、僕が第一にしたことが登り窯と蹴りろくろだった。
5年間、登り窯と蹴りろくろだけで、自分よがりな作品を作り続けた。
陶芸ブームの頃はそれを芸術的・・・なんてかんじで、喜んで買って頂いた。ありがたかった。
だが、それもいっとき・・・
だんだん陶芸ブームが翳り、お客様が何を求めているか?が、大切になってきた。
灯油窯を作り、電気窯・電動ろくろも購入し、ユーザーを意識したもの作りが、また始まった。
(ユーザーというより、客観性かもしれない。。。芸術家には不要なもの?)
それでも、厳しい時代が続いている。

僕がこれからも陶芸家として食って行くには
この、両方のアプローチの質を上げて行かないといけない。

メーカーにいてユーザーやデザインを意識していた自分と
登り窯と蹴りろくろで自己と自由を一番意識した自分。
どちらも中途半端なままの自分が居る。。。

・・・

実は、こんな能書きはどうでもいいのだ。

かあちゃん曰く
「売れる物を作りなさいよ!」

そうなのだ。
一番大切なことがそれ。
作る・売る・考える
それをたくさん繰り返すこと
陶芸にたくさん時間を費やすこと
それだけが答えを教えてくれると思う
職業陶芸家ができることって
それだけよ









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by tukinomusi | 2011-02-19 10:59
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