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鹿児島の御茶碗屋つきの虫の毎日のお仕事

炭焼きの臭いとオヤジの想い

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おいらのオヤジは70歳!
炭焼じいさんである。



樫木を探して歩き、頼んで切らせてもらい、運んで割って、窯に詰める。
1メートルくらいの長さの樫木を手ごろな太さに割るテクは絶賛!
この炭窯も手作り。数年前の元旦に家族総出で作った窯。
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焼きあがると、木の量は1/3位になってしまう。
それでも、キンキン鳴る炭が出来上がると、嬉しそうに笑う。
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木酢液も取っている。
これが、その装置。


炭も液も安く提供している。
もとは取れていない!
退職金を多くつぎ込んだ生きがい!


ところが、焚けなくなってしまった。
窯焚きのにおいにクレームが付いた。
近くのオッチャンがすごい剣幕で怒鳴り込んできた。
もちろん、昔からよく知った仲である。
田舎ではあるが、部落の中心部近くに窯がある。
迷惑を掛けたのは間違いないが・・・。
怒鳴り込んできたオッチャンもいい年だ。その言い方がひどい。
お袋がかわいそうである。オヤジはそんな事には打たれ強いが・・・!
いま、みんな、臭いにうるさい。
ファブリーズなるものが、大流行。
おいらが子供の頃、たいていの家に牛がいた。ポットン便所だった。
いろんな臭いがあった。
臭いけしに、炭を使うくせに、炭を作る臭いはダメときた。
ここも(仕事場)臭い・・・(笑)
・・・・
炭窯つくりのノウハウと炭焼きのテクニックを無くしたくない。
いま、おいらの仕事場に作れないか、考えている。
茶碗窯。パン窯。炭焼き窯。全部揃えば面白い!!!
ここも文句が出るかなー?
世知辛い田舎は、都会より住みにくい?!

フレーフレー70歳じいじばあば!これからこれから!

by tukinomusi | 2005-04-21 07:50 | たわいの無い話
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