お茶碗を作るとき「楽しい気持ち」で作る事は、とっても大切だと思う。
でも、なかなか、そういう境地に至らない。
どうしても、目が吊上がり、肩がイカリ、ブツブツ不満がでる。
月末の支払いにも・・・イライラ(笑)
蹴りろくろも量産の道具。
どうしても、疲れがたまるから・・・なおさらだ。
そんなときは、ちょっと、蹴りろくろを離れ、
手捏ねで遊ぶ。
なんだか、とっても、・・・いい感じ。
こっちの方がすぐ売れてしまのは、当たり前かな・・・と思う。
お客さんは、見る目がある。
お茶碗作りの仕事を、心から楽しめる境地に至るには、まだ、20年はかかりそうだ。
月鏡 気持ちが映る 梅雨の空