鹿児島の御茶碗屋つきの虫の毎日のお仕事

貫入の汚れ

すっかり農家のブログとなっていましたが、僕はこれでも陶芸家^_^;
と、いうことで・・・白薩摩の貫入の汚れについて。
当然、白薩摩でもコーヒーやお茶を飲みたい。
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。。。が、こんな風になる。
貫入からはいったタンニンなどが、生地の成分と結びつき、黒くなる。
貫入に汚れが入るのみならず、生地でも反応を起こしにじむように黒ずんでくるのだ。
これが、汚い感じを強くしてしまう。
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貫入に、水分を通さないようにするのは、ちょっと難しい。
でも、生地にしみこみにくくすることはできる。
c0015544_20351358.jpg

左上の部分のみ、水分が染み込んでいるのがわかるだろうか?
そこでけ、防水剤を浸透させていない。
この対策は、よごれの進行をずいぶん抑えてくれる。
。。。
当然、生地の焼締まりも、大きな要因だ。
。。。
貫入のない、新白薩摩って、ありえるものかしら?
ただいま検討進捗中!!!
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by tukinomusi | 2008-10-31 20:49 | 薩摩焼 | Trackback | Comments(6)
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Commented by hatori-tougei at 2008-11-01 11:09
防水剤の成分は?やはり、仁清土は陶器質ですから仕方ないですね。萩の土も同じようです。お茶とお花の道具以外はつくらないようにしています。
Commented by ナガト at 2008-11-02 17:26 x
お久しぶりです^^
急に思い出したように尋ねてしまいましたw
いつもながらの探究心の強さには関心いたします(シ_ _)シ

基本的にSio2等のシリカ成分を多く含む土を少し混ぜると
素地への浸透は防げると思います。
それと同時に、釉薬の貫入も減少すると思われ1度お試し下さい。
こちらでも、磁器と陶器を混ぜて手びねりで制作している人達も多く
しょう油のシミとかは防げているようです。

しかし、世の中の不景気は凄いですね・・・。
去年に引き続き、三越日本橋本店に行って先日帰って来たのですが
10万以上の物が今年は全然出ませんでした^^;
東京でこれだと、地方は!?って印象で百貨店行くのが怖いです。
工房に訪ねて来てくれるお客さんを大切にしないとだめですね。
Commented by 虫太郎 at 2008-11-04 17:41 x
>hatoriさん
防水剤に付いては、過去に、その安全性など、ずいぶん知らべました。
そのうえで、使うなら液体セラミックをと考えています。
成分は・・・
種類は「シラン系混合物水溶液」となります。
主成分はアルカリ金属塩、シランモノマー・・です。
このブログの検索欄で「液体セラミック」と検索して見て下さい。
過去の悩んでいる様子が・・・^_^;
。。
そう、仁清や粟田で、しかも、きれいな貫入が売りの白薩摩にとって、食器は厳しいものが有ります。
Commented by 虫太郎 at 2008-11-04 20:27 x
>ナガトさん
元気そうですね!!
貫入をきれいに出してこその白薩摩なので・・・八重貫入とかもあるし・・・。
貫入を減らしたり無くしたりすると、伝統的工芸品ではなくなってしまい、デパートなどからも、薩摩焼の特徴を無くしてはいけないと言われます。さて、その上で、あえて、無貫入白薩摩を作る事は、新しい伝統として受け入れられて行くのか?そのことが、一番の悩みとなっています。
例えば、土は磁器系の土にして、釉薬だけを、薩摩の貫入釉にすると、小さな気泡とゆず肌でそれなりに美しいのですが、白薩摩としての特徴がなく、薩摩に見えないのです。
それこそが新しい伝統でしょうか?変化していくことが伝統を継いで行くことだとも思います。今の僕には解らないことです。
何を大切にしていくのか?本当に大事な考察だと思います。
Commented by tyawannyakobe at 2008-11-05 09:01
お茶の貫入はきれいですが、コーヒーの貫入はばばっちくなりやすいですね。
しかも、飲み口が固定されてしまうので、よけいに・・・・・

生地を磁器土にしてもあっさり焼いてしまうと(温度だけあげて短時間で
釉薬だけ溶かしてしまうと)素地が焼きしまらず
味わいが出ますが汚れもたっぷり吸い込みます><
Commented by 虫太郎 at 2008-11-05 17:52 x
>神戸の茶碗屋さん
そうですね、コーヒーカップは白薩摩にとって、特に鬼門かもしれません。
白土の焼成は十分引っ張ってあげないとね。その後急冷させて透明感を心がけています。黒薩摩は結晶が欲しいので、ゆっくり冷ますようにしています。電気窯を手に入れて、そこらへんを試しやすくなったのはとっても助かってます。
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